このステップで行うこと
ジュエリー製造・品質管理で実現できること
GJSLの製造・品質管理サービスでは、完成したデザインを確実に高品質な商品として製造します。
製造で一番怖いのは「品質のばらつき」と「納期遅れ」。特にブランドビジネスでは、1個の不良品がブランド全体の信頼を壊します。私たちは全数検品で不良率1%未満を保証。透明性のある進捗報告で納期を厳守。小ロット30個から大量生産まで、最適な製法で対応します。
製造・品質管理の4つのプロセスとは?
1. ロット別製造対応 - 30個から1000個まで最適な製法で
「小ロットOK」と言いながら実際は割高・低品質な会社が多い中、私たちは本当に小ロットで高品質を実現。30個のテスト販売から1000個以上の本格生産まで、数量に応じた最適な製造方法を選択し、コストと品質のバランスを取ります。
ロット別の製造方法を見る
30個の場合(テスト販売)
- 製法:職人の手作り or 3Dプリンタ→鋳造
- 単価:定価の40-50%
- 納期:3-4週間
- メリット:在庫リスク最小、修正可能
- デメリット:単価が高い
100-300個の場合(初回生産)
- 製法:シリコン型による鋳造
- 単価:定価の30-35%
- 納期:4-6週間
- メリット:品質安定、追加生産容易
- デメリット:型代がかかる(10-20万円)
1000個以上の場合(本格生産)
- 製法:金型によるプレス or ロストワックス
- 単価:定価の20-25%
- 納期:6-8週間
- メリット:単価最安、大量生産可能
- デメリット:初期投資大(金型50-100万円)
コスト削減の工夫
- 工夫1:複数ブランドの類似デザインをまとめて生産
- 工夫2:閑散期に先行生産して単価削減
- 工夫3:材料の共同購入で原材料費削減
- 結果:20-30%のコスト削減を実現
※ 単価は、デザインの複雑さや素材により変動します。
※ 型代は初回のみ発生し、2回目以降の生産では不要です。
2. 全数検品・品質保証 - 不良率1%未満を保証
「厳格な品質管理」は誰でも言えます。私たちは5段階の検査を全品に実施。不良率1%未満を保証し、万が一不良品が出た場合の対応フローも明確です。100個中10個不良品なんて絶対に起こさせません。
5段階の品質チェック項目を見る
1. 素材検査
- 刻印確認(K18、925等)
- 成分分析(本当にその素材か)
- アレルギー物質チェック
2. 寸法検査
- サイズ測定(±0.1mm以内)
- 重量測定(±0.1g以内)
- 石座の大きさ確認
3. 外観検査
- キズ、凹み、変形チェック
- メッキムラ、変色確認
- 石の留まり具合
- 刻印の見やすさ
4. 機能検査
- 留め具の開閉(1000回テスト)
- チェーンの強度(5kg荷重テスト)
- 石の固定(振動テスト)
5. 最終検査
- 着用テスト
- アレルギーテスト(24時間)
- 梱包状態確認
不良品が出た時の対応フロー
検品で不良発見(全数検査)
↓ 不良率を計算
1%未満:良品のみ納品、不良分は無償で追加生産
1-3%:原因分析、改善策実施後に再生産
3%以上:全ロット検査、場合により全量再生産
お客様への報告:
- ・24時間以内に第一報
- ・原因と対策を3日以内に報告
- ・納期影響を即座に連絡
【品質保証の内容】
製造後1年間の品質保証:
- ・メッキ剥がれ:無償再メッキ
- ・石取れ:無償修理
- ・破損:原因調査の上対応
- ・変色:素材による(要相談)
※通常使用での不具合に限ります
※ 検品費用:1個あたり50-100円が別途発生します。
※ 品質保証は製造費に含まれます。
3. 納期管理・進捗報告 - 透明性のある製造プロセス
「で納品」と言われてかかるのは業界あるある。私たちは納期遅れの言い訳をしません。各工程で写真付き進捗報告を実施。遅れそうな時は事前に連絡し、対策も提示。透明性が信頼関係の基本です。
納期管理スケジュール例(100個の場合)
Week 1:材料調達(材料入荷写真を報告)
Week 2-3:製造(製造中の写真を報告)
Week 4:研磨・仕上げ(仕上げ工程の写真を報告)
Week 5:検品・梱包(検品中の動画、梱包完了写真を報告)
Week 6:出荷(出荷伝票写真、追跡番号を報告)
進捗報告の内容
- 週次報告:各工程の完了状況を写真付きで報告
- 遅延アラート:遅れそうな場合は即座に連絡(原因と対策も提示)
- リアルタイム確認:ご希望に応じて工場見学や動画通話も対応
- 完了報告:出荷時に追跡番号と到着予定日を通知
【トラブル事例と対策】
事例1:メッキが剥がれやすい
原因:下地処理不足
対策:工程追加、全品メッキ密着テスト実施
事例2:サイズがバラバラ
原因:型の摩耗
対策:500個ごとに型をメンテナンス
事例3:納期遅延
原因:材料調達の遅れ
対策:主要材料は常時在庫、予備工場の確保
※ 納期は、デザインの複雑さや発注数により変動します。
※ 繁忙期(10-12月)は通常より1-2週間多くかかる場合があります。
4. 在庫管理・物流サポート - 製造後も安心のサポート体制
製造した商品の保管から発送まで、トータルでサポート。温度湿度管理された倉庫でお預かりし、注文が入れば即日発送。在庫レポートも毎月提出するので、売れ行きの把握も簡単です。
在庫管理サービスの内容
- 温度湿度管理:温度20-25℃、湿度40-60%の環境で保管
- 個別梱包:1個ずつ丁寧に梱包、すぐに発送できる状態
- 在庫レポート:毎月、在庫数と動きをレポート提出
- 破損・紛失保険:万が一の事故にも対応
- 即日発送:午前中の注文で当日出荷(営業日)
料金を見る
保管料:1SKUあたり月額500円
発送代行:1件200円+送料実費
在庫レポート:無料(月1回)
保険料:商品価格の0.5%/月
※ 最低保管期間:3ヶ月
【在庫管理のメリット】
- ・自社で倉庫を持つ必要なし
- ・発送作業から解放される
- ・在庫数を常に把握できる
- ・追加生産のタイミングが分かる
- ・盗難・破損のリスクゼロ
※ 在庫管理サービスは任意です。ご自身で管理も可能です。
※ 大量在庫の場合は別途見積もりとなります。
製造・品質管理の用語解説
- 全数検品とは
- 製造した全ての製品を1個ずつ検査すること。サンプル検査(一部のみチェック)ではなく、100個なら100個全部を検査します。5段階の検査(寸法、重量、表面仕上げ、宝石セッティング、機能性)を実施し、不良品を完全に排除します。検品費用は1個あたり50-100円かかりますが、不良品を顧客に届けてブランドの信頼を失うリスクを考えれば、必須の投資です。
- ロット数とは
- 一度に製造する製品の数量のこと。ジュエリー製造では、ロット数により製造方法、単価、納期が大きく変わります。小ロット(30-50個)はテスト販売に最適で在庫リスクが最小、中ロット(100-300個)は初回本格販売向けでバランスが良く、大ロット(1000個以上)は本格展開向けで単価が最安になります。最初は小ロットでテストし、売れ行きを見て段階的に増やすのが賢明です。
- 品質保証とは
- 製品の品質を一定水準以上に保つための管理体制と、万が一の不良品発生時の補償制度のこと。GJSLでは、不良率1%未満を保証しています。万が一不良品が1%を超えた場合、超過分の無償再製造または返金で対応します。また、製造後6ヶ月以内の通常使用による破損は、製造不良として無償修理または交換を行います。これにより、安心して顧客に商品を提供できます。
- 歩留まり率とは
- 製造工程において、投入した材料や仕掛品のうち、良品として完成した製品の割合のこと。例えば、100個作って95個が良品なら、歩留まり率は95%です。ジュエリー製造の平均歩留まり率は85-90%程度。GJSLは95%以上の高い歩留まり率を維持しており、これが不良率1%未満の実現につながっています。歩留まり率が高いほど、実質的なコストが下がり、納期も安定します。
ロット数によって製造方法はどう変わるのか?
| ロット数 | 製法 | 単価 | 納期 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
|
30個 (テスト販売) |
職人の手作り or 3Dプリンタ→鋳造 | 定価の40-50% | 在庫リスク最小、修正可能 | 単価が高い | |
|
100-300個 (初回生産) |
シリコン型による鋳造 | 定価の30-35% | 品質安定、追加生産容易 | 型代がかかる(10-20万円) | |
|
1000個以上 (本格生産) |
金型によるプレス or ロストワックス | 定価の20-25% | 単価最安、大量生産可能 | 初期投資大(金型50-100万円) |
推奨: 初めてのジュエリー製造の場合は、まず30個のテスト販売から始めることをおすすめします。売れ行きを確認してから100-300個の初回生産に進み、安定的に売れるようになってから1000個以上の本格生産へ移行することで、在庫リスクを最小化しながら事業を拡大できます。
製造はどのように進めるのか?
STEP 3-1: 材料調達・製造準備(1週間)
STEP2で完成した製造仕様書に基づき、必要な材料を調達。金属、石、チェーン、留め具など、全ての部材を準備します。製造工場との最終打ち合わせも実施し、品質基準とスケジュールを確認します。
実施内容を見る
- 貴金属素材の調達(K18、シルバー等)
- 天然石・人工石の調達
- チェーン、留め具などパーツ調達
- 製造工場との打ち合わせ(品質基準確認)
- 製造スケジュールの最終調整
※ 希少素材の場合、調達に2-3週間かかる場合があります。
STEP 3-2: 製造・仕上げ(2-4週間)
発注数量に応じた最適な製法で製造を開始。鋳造、研磨、石留め、メッキなど、各工程を経て完成させます。週次で進捗報告を実施し、写真や動画で製造状況をお伝えします。
実施内容を見る
- 鋳造 or プレス加工(製法による)
- 研磨・バフ仕上げ
- 石留め作業(該当する場合)
- メッキ処理(K18コーティング、ロジウム等)
- 刻印打刻
- 最終仕上げ・洗浄
この段階で確認できること
- 製造の進捗状況(写真付き週次報告)
- 品質の安定性
- 納期の見通し
- 問題発生時の即時対応
※ 複雑なデザインや大量生産の場合、期間が延びる場合があります。
STEP 3-3: 検品・梱包・納品(1週間)
全品を5段階検査で徹底チェック。合格品のみを丁寧に梱包し、納品します。検品報告書と品質保証書も添付。不良品が見つかった場合は即座に対応し、良品のみをお届けします。
実施内容を見る
- 全品5段階検査(素材・寸法・外観・機能・最終)
- 不良品の選別と再製作手配
- 良品の個別梱包
- 検品報告書の作成
- 品質保証書の発行
- 出荷・配送手配
※ 検品で不良品が多い場合、納期が延びる可能性があります(事前連絡あり)。
製造で得られる成果物は?
1. 完成品(発注数量分)
全数検品を通過した高品質な完成品。個別梱包され、すぐに販売できる状態でお届けします。商品タグや品質表示ラベルも添付可能です(オプション)。
内容を見る
- 検品合格品(不良率1%未満)
- 個別梱包(OPP袋 or 専用ケース)
- 商品タグ(オプション)
- 品質表示ラベル(素材表記等)
※ 梱包資材のグレードアップも可能です(別途見積)。
2. 品質検査報告書
5段階検査の結果をまとめた詳細レポート。不良品の数、不良の内容、対応状況まで全て記載。透明性のある品質管理の証明書です。
内容を見る
- 検査項目と基準
- 合格品数・不良品数
- 不良内容の詳細
- 不良品への対応状況
- 検査担当者のサイン
※ 報告書は電子データ(PDF)で提供します。
3. 納品明細書
納品内容を詳細に記載した明細書。SKU別の数量、素材、重量まで記載。在庫管理や会計処理にも活用できます。
内容を見る
- 商品名・SKU
- 数量
- 素材表記
- 個別重量
- 合計金額
※ フォーマットはご要望に応じてカスタマイズ可能です。
4. 品質保証書
製造後1年間の品質保証を約束する証明書。保証内容、対応範囲、連絡先まで明記。エンドユーザーへの安心材料としても活用できます。
内容を見る
- 保証期間(製造後1年間)
- 保証内容(メッキ剥がれ、石取れ等)
- 対応方法
- 保証対象外の条件
- 問い合わせ先
※ 保証書はブランド名での発行も可能です。
よくある質問
- 本当に30個から製造できるの?割高にならない?
- 正直に言うと、30個だと単価は高くなります(定価の40-50%程度)。でも、在庫リスクを考えれば十分メリットがあります。いきなり300個作って売れ残るより、30個でテストする方が賢明です。売れ行きを見てから追加生産しましょう。
- 全数検品って本当に全部チェックするの?
- はい、100個なら100個全部です。サンプル検査ではありません。1個ずつ、5段階の検査を実施します。だから検品費用(1個50-100円)がかかりますが、不良品を送ってブランドの信頼を失うよりずっと安いです。
- 納期遅れたらどうなる?
- 遅延の原因により対応します。私たちの責任なら、遅延日数分の保管料無料や次回割引で補償。材料調達の遅れなど不可抗力の場合は、事前に連絡し、代替案を提示します。言い訳はしません。
- 在庫管理サービスは必須?
- いいえ、任意です。ご自身で保管・発送できるなら不要です。ただ、温度湿度管理や盗難リスクを考えると、月額500円のサービスは安いと思います。特に初期は、販売に集中できるメリットは大きいです。
製造・品質管理にかかる期間と費用は?
期間:
- 材料調達・製造準備:
- 製造・仕上げ:
- 検品・梱包・納品:
- ※ 予備期間:
費用(100個の場合の目安)
- 製造費:50-100万円(デザインによる)
- 検品費:5,000-10,000円(50-100円×100個)
- 型代:10-20万円(初回のみ)
- 合計:65-130万円
ロット別の単価目安(売価3万円の商品の場合)
30個
単価:12,000-15,000円(定価の40-50%)
100-300個
単価:9,000-10,500円(定価の30-35%)
1000個以上
単価:6,000-7,500円(定価の20-25%)
ご注意
- 製造費用は、デザインの複雑さ、素材、数量により大きく変動します。
- 型代は初回のみ発生し、2回目以降の生産では不要です。
- 小ロット(30-50個)の場合、単価は割高になります。
- 貴金属価格の変動により、見積もり時と製造時で価格が変わる場合があります(変動分は実費精算)。
- 繁忙期()は通常より納期が延びる可能性があります。
- 天然石を使用する場合、色や模様に個体差が生じます。
- 検品で不良率が高い場合、再製作により納期が延びる可能性があります(事前連絡あり)。
- 在庫管理サービスは任意です。最低保管期間はです。
- 品質保証は通常使用での不具合に限ります。落下・破損など使用者の過失は対象外です。